コインランドリー貯水槽が噴水になって○○万円の請求が来た!?謎解き&後処理編

トラブル

前回までのあらすじ

クレームの電話が鳴って店舗に急行したら

貯水槽が噴水になっていた!

貯水槽の中を見たら

浮力体が沈んでいた!

何を言っているのか わからねーと思うが、おれも 何をされたのか わからなかった…頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…

何故、貯水槽が噴水になったのか?

本来ならば、貯水槽への給水が何らかの原因で止まらずに水位が一定値を越える場合は、オーバーフロー管から貯水槽の下に放流される仕組みが備わっています。

何故、噴水へと化してしまったか?

答えはそのオーバーフロー管にありました。。

結論を先に言ってしまえば、

オーバーフロー管の排出口が詰まっていた。

何故かオーバーフロー管の排出口が、枯れ葉や乾燥機から排出される繊維クズと合わさって見事に塞がっていたのでした。

図解で説明します。

  1. 浮力体の軸が根元でロックされて自動で給水が停止しない状態になる。
  2. なので永遠に水が給水され続ける。
  3. オーバーフロー管の排出口がホコリ等で詰まり、機能しない。
  4. 結果として貯水槽上部の蓋から噴水の様に溢れ続ける。

上記の様に複数の要因がスーパーコンボの様に連続して発生した結果、噴水となったのでした。

なかなか出来ない経験をさせてもらいました。

水道業者のおっちゃんも他の貯水槽ではほとんど発生しない。

と言っていましたが、

本当かよ!?

そんな確率でトラブルが当たってしまったのか?と心の中でツッコミを入れずにはいられないのでした。

浮力体が機能しなくなった現象の名は

そもそも浮力体がちゃんと機能していれば、噴水事件なんて起こらなかったハズです。

私もこの事件が発生して初めて貯水槽の中を覗き、仕組みも理解しました。

なので、全国の貯水槽を設置している物件をお持ちの方は是非自分のところの貯水槽を確認してみて下さい。

その上で原因を予習しておけば、事が起こった時に私の様にパニックにならずに対応出来ると思います。

では原因を解説していきます。

改めて、浮力体が機能していない動画をご覧下さい。

結構、水道から給水される水の勢いって強いんですよね。

で、この水の勢いが強くてその衝撃で浮力体が水面で暴れてバウンドする

「ウォーターハンマー現象」

っていうのが悪さをしていました。

この現象の所為で水位が一定量の高さになっても浮力体が暴れてバウンドしている為、給水がいつまでも止まらないのです。

対策として給水の衝撃を抑える為に、FRP製のカバーが付いています。

しかし、それ以上に水の勢いが強いと、浮力体と蛇口を繋ぐ軸を通すカバーの隙間から衝撃が浮力体に伝わってしまい、結果としてウォーターハンマー現象が発生してしまうのでした。。

しかし、それだけでは浮力体の軸がロックしてしまった説明にはなりません。

実際に手で触れて軸がロックされている状態を解除した時の感触は、何かに引っかかっていたものが取れた様なものでした。

これは推測の域ですが、激しく浮力体がバウンドして上下することで、金属の軸が蛇口の接続部分と擦れ合い、何かのタイミングでかっちり噛み合ってロックしてしまったんだと考えています。

ウォーターハンマー現象その傾向と対策

ウォーターハンマー現象って言葉の響きだけはカッコイイですよねwww

自分が中二病真っ只中だったら、全力で叫んでいたかもしれません。

ウォォタァァァ!

ハンッ!マァァァァ!!!

叫んでましたwww

そんなことはさておき、ウォーターハンマー現象の傾向と実際に行なった対策を説明します。

  • (傾向)衣替えシーズンで洗濯機がいつもより多く稼働したタイミングで発生しやすい。
  • (対策1)浮力体と軸の一式を交換してもらった。
  • (対策2)給水の勢いを弱めた。
  • (対策3)毎日清掃のパートのおばちゃんにオーバーフロー管から水が出ていないか確認してもらう。

今回の事件が初めて起こった背景には、衣替えでいつもよりも洗濯機が多く稼働した実績があります。

なので、短時間で複数台稼働した可能性があり、一気に貯水槽の中の水位が下がったと思われます。

そこへ先程の様な勢いで給水が行われると、蛇口から下がった水位までの高低差も今まで以上となり、給水の衝撃が過去最高となったのでしょう。

しかし、事件当初はそこまでの考察は出来ていませんでした。

私は勿論ですが、水道業者も良く分かっていなかったのです。

今回のトラブル対応に半信半疑だった事もあり、実は最初の事件の時は軸のロック現象を解除して、浮力体が水位に合わせて持ち上がり、給水が止まることを確認して帰っています。

また噴水状態になった原因のオーバーフロー管の詰まりは水道業者が気付いてくれて解消してくれました。

これで問題解決と安心したのは早計でした。

この後に第二、第三のウォーターハンマー現象が発生するのです。

ウォーターハンマー現象が発生しなくなるまでの道のり

2回目はそこまで期間を空けずに発生しました。

初回以降は店舗に訪れた際には必ず真っ先に貯水槽の下のオーバーフロー管をチェックしていたので、2回目も貯水槽の下から水の音に気付いて直ぐに浮力体を元に戻しました。

そこで工事業者に連絡し、再度点検をお願いします。

この時に浮力体と金属の軸を交換してもらっています。

そしてウォーターハンマー現象が起こりにくい様に給水の水量を少し弱めてもらいました。

しばらくは問題無かったのですが年末に再発します。

開店して1周年セールとして洗濯機料金半額キャンペーンを11月中旬から年末まで行なったタイミングです。

この時は洗濯機が半額キャンペーンと年末需要が重なり、稼働率が一気に上がりました。

11月の水道代が結構上がっていたのですが、この時は単純に稼働が上がった分だと思っていました。

しかし、12月の集金の時に再びオーバーフロー管から水が出ている事を確認してもらいます。

そして2度目の給水の勢いを弱めてもらいました。

そして最後が2018年の5月に最後の再発がありました。

この時は流石の私もキレ気味に工事業者を詰めたので、給水の勢いを極限まで下げてもらいました。

そしてこの時以降、清掃のパートのおばちゃん達にオーバーフロー管の確認を徹底してもらう様になりました。

その後は、現在まで問題無く貯水槽が機能しています。

こうして、およそ1年間に渡る貯水槽を巡る戦いに幕を閉じたのでした。

・・・などと思っていたのなら、まだまだ甘いですね。

タピオカミルクティーの糖分過多の様に甘いです!

そう、本当の戦いは始まってすらおらず、これまでの説明&謎解き編は序章に過ぎなかったのです。

俺達の戦いはこれからだ!(勘弁して欲しい)

問題が解決して再発もしなくなったので、他に何か問題でもあるのか?と思った方もいるかもしれません。

私も実際に事が起こるまでは楽観視していました。

それは最初の噴水事件が起きた月の水道代の請求書が届いた日でした。

水道料金請求予定額

253,358円んんんんnnnn!

吐きました。

正確には吐いてないけど、頭の中が真っ白になりました。

それまでの水道代が1万〜2万の間だったので、10倍以上の請求が来たのです。

使用水量にして前月の47m³から482m³になってました。

この使用水量がピンと来ない方の為に、一般的な学校の25m8コースのプールの水量を調べたところ

ちょうど約480m³でした!

こんな美女が付いてきたら、納得するかもしれませぬ。

しかしそんな夢の様な特典が付いてくるはずもなく、私の人生の中で未だかつて見たことのない水道料金を前にワナワナと身が震えるのでした。

直ぐさま水道会社に電話します。

「すいません。先月の水道料金ですが、設備の不具合があって水が出たままな状態だったんですよ。どうにか救済措置とかになりませんか?」

勿論そんな願いが叶う筈も無く、救済は出来ませんと突っぱねられました。

ヤバい!こんな金額払ってたら資金が直ぐに無くなってしまう!!

既に借入金の元本返済が始まり、特大の赤字を連発し始めていたので開店8ヶ月目にして最大の危機を迎えたのでした。

次に工事業者に電話しました。

「25万の請求が来て、こんな水道料金払っていたらもうやっていけません!$’#&#”??#$’」

もう怒りを込めて抗議の電話をしました。

詳しい会話の内容は覚えていませんが、要点はこんな感じだったと思います。

結論としては

工事業者の保険で補償してもらいました。

具体的には今までの水道料金の平均値をとって、その差額を補償してもらいました。

なので水道料金253,358円に対し、今までの水道料金の平均値16,220円を差し引いた

238,238円の補償となりました。

首の皮一枚でなんとか繫がったのです。

この様に6月の水道代は負担金額16,220円で乗り切ったのでした。

もう一度山場を迎える

その後は前述した様に早期発見が1度と年末に発見しています。

この2回はタイミングが良かったのか大きな被害は出ていません。

8月の水道代20,000円越えはと年末の60,000円台の水道料金は怪しいのですが、誤差の範囲と思い、工事業者には補償の話はしませんでした。

2018年に入り、再び事件が起こります。

この頃の私はプライベートでも色々あり、コインランドリーに行く回数も必要最小限に減らしていました。

そんな中、集金に行った時にまた貯水槽下のオーバーフロー管から水の音が聞こえてきました。

また不具合か。いい加減にしてくれ!

と、この対応には慣れてしまっていたので、さっと貯水槽に登り中を確認します。

いつもの浮力体が引っかかって沈んでいる状態でした。

慣れた手付きで浮力体を元に直し、通常運転に戻ります。

この時の私は1年前の恐怖の請求書の存在を過去の物としており、今回も対処出来たので、少し上がるかな?くらいに思っていたのでしたが・・・

2018年5月分の水道料金の請求書が来ました。

170,160円ンンン

吐きそうになります。

一年前の感覚が蘇ってきました。

田口ぃぃぃぃぃ!

いつも検針してくれている会った事もない職員にまで怒りが向けらる程でした!

急いで工事業者に電話をし、前回と同様に保険で補償をしてもらったので、またしても窮地を乗り越えたのでした。

しかし、2年目から若干稼働が上がったのか水道代の平均が上がっており、今思うとちょいちょいお漏らししてたんじゃないか?と思っています。

コインランドリーは無人経営が出来る事が、他の事業に比べてメリットではありますが、こういう隠れたトラブルが発生すると被害が拡大してしまいます。

これもまたコインランドリー経営の隠れたリスクだと私は思うので、是非覚えて帰ってくださいね。

おまけ 貯水槽について

うちの貯水槽は4tの容量のものを設置しているのですが、

1年後に衝撃の事実が発覚します。

警備会社の人「こんな大きな貯水槽は必要ありませんよ。他の店はどこも大体半分くらいです。」

マジか!

話を聞いたらマジでした。

うちの場合はプロパンガス置き場と貯水槽の2つで駐車場を一つ潰して設置しているのですが、確かに他のコインランドリーでここまで威圧感のある貯水槽はあまり見かけません。

大体は店舗裏やお店のバックヤードに置けるくらいでいいそうです。

工事業者に何故ここまでの容量が必要だったのか問い質したら

「洗濯機全台が一気に稼働して、それが3回転回せる容量が必要だったから」

とのことでした。

「そうですか。(終わり)」

呆れて言い返せませんでした。

先ず洗濯機は洗濯のみ30分、洗濯乾燥機で60分なので、稼働中使用した水量は給水され続けます。

なので、3回転分も必要など無いはずなのです。

またうちの洗濯機は

1日の稼働は平均で各台1回ですからっ!

(自社調べ)

洗濯乾燥機はもう少し稼働してますが、休みなく全台3回転フル稼働なんて

3年目に突入している今現在もありません(多分)

なので貯水槽の選択もお任せしてしまった自分の無知を呪わずにはいられないのでした。

工事業者も水道料金の補償や対応は良くしてくれたので悪く言うつもりはありませんが、

やはり経営してみないと分からない事は慣れた業者でも分かって無い!

という事ですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

このブログでは、ネットでもあまり見かけない詳細なコインランドリー投資の失敗談を私の経験から独断と偏見でお伝えしていきます。

私のコインランドリー経営は赤字ですが、コインランドリー経営の全てが悪いという訳ではありません。

中には、綿密に事業計画を立てて、利益をちゃんと上げている企業や経営者は沢山います。

このブログは「コインランドリー投資を私と同じ様な内容で失敗する人を減らしたい」という想いで情報発信していきますので

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