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無視出来ない虫問題!?
オッス!
いつもコインランドリー経営トラブルが発生しているコインランドリー大家のアインです!
今回はコインランドリー経営で無視できないトラブル、虫問題です。
そう、無視出来ない虫問題です!
親父ギャグですいません。
コインランドリーは24時間営業、無人経営が基本スタイルなので、日中、夜間は人の出入りは自由です。おまけに
虫の出入りも自由なんです!
なので、店舗内の清潔感を一定に保つ為には、虫達との終わりのない闘争に身を投じなければいけません。
この闘争は都市型コインランドリーの店舗ではもしかしたらそこまで激しくないのかもしれません。
しかし私の様な田舎の立地となると様々なトラブルが発生するのです。
※今回は虫のお話です。写真もあるので虫が苦手な方は読むのはお控えください。
2019年3月 羽虫大量死骸事件 発生!
それはまだ春に差しかかる前の少し寒さが残る夜だった。
アイン「これから衣替えシーズンやGWの連休、6月の梅雨に入って売上は上がっていくぞ!」
この頃の私はまだコインランドリー経営の恐ろしさを実感出来ずに売上が順調に上がっていく事を信じているコインランドリー経営の童貞野郎だった。
プルルッ
電話が鳴る。
コインランドリーのクレーム対応をお願いしている警備会社からだった。
アイン「はい、もしもし」
警備会社「アインさんですか?お客様から虫が大量に発生して気持ちが悪いから直ぐに何とかして欲しい。とクレームの電話がありました。」
虫が発生?まだ夏でもないし、肌寒いくらいだ。
虫嫌いのおばちゃんの過剰反応だろう。
そう思った私は警備会社に「確認します」と伝え、遠隔監視出来るカメラにスマホを繋げて、店舗の様子を見てみた。
何か黒い点々がいつもより多いような・・・
カメラを目一杯までズームしてみる。
注)写真はイメージ画像です。
「虫だ!虫が大量に発生しとる!!??」
虫嫌いのおばちゃんでなくても、寒気を覚える様な数の羽虫が大量に店内に侵入していたのだった。
店舗に急行してみるとそこには・・・
そして誰もいなくなった・・・
というかお客さんは誰一人いなかった。
自分も自店トラブルで無ければ、一秒もいたくない程の地獄の光景がそこには広がっていた。
床はもちろん、テーブル、天井までびっしり羽虫がいたのである。
この羽虫は、写真を撮ってグーグル先生に聞いてみたところ
「ユスリカ」という不快虫である事が判明する。
↑この子。
夏になると、小蝿みたいな虫が集団になって飛び回っていると思うが、その正体である。
詳しくはこちらのアース製薬のサイトで説明してくれているので参考までに↓
https://www.earth.jp/gaichu/wisdom/sonota/article_001.html
「何でそんな虫が大量にうちの店に!?しかもまだ春先だぞ!」
とパニックになる頭の中を独り言で整理しながら、スタッフルームから掃除機を引っ張り出してくる。
コンセントに繋いでスイッチを入れる。
RYOBIの業務用掃除機なのでパワーは十分だ。
夜中の10時くらいだっただろう。
一人田舎の店舗で掃除機構えて大量の羽虫を吸い込みまくる。
俺、何やってんだろ・・・?
泣きそうになりながら、店舗の床、テーブル、そして天井に張り付いた羽虫を掃除機で吸い込み、1時間をかけて店舗内の羽虫の死骸を除去するのであった。
そして大量に羽虫の死骸を吸い込んだ掃除機をスタッフルームに直し、精魂疲れ果て一人帰路に着くのであった。
羽虫大量発生の原因は?
発生箇所は目の前の川が一番の容疑者である。
次点で店舗横の乾燥機の毛わたを受け止める簡易池に発生したかのどちらかだろう。
まず私は不動産屋にこのテナントで似た様な虫のトラブルがないか聞いてみた。
ここまで酷い虫の影響があるならば、説明の責任があると考えたからだ。
しかし不動産家は「聞いた事ないですぅ」と回答。
そもそも私が入っている物件の他の店は深夜まで営業している業態ではない。
居酒屋が一軒あるが、客の出入りの時くらいしかドアの開け閉めが無いので羽虫の侵入チャンスも限られてくるのだろう。
つまり実害となる程、他の業種では気にしていなかったという訳だ。
これ以上追求しても仕方が無いので、羽虫の発生は事実として認識し、発生自体の抑制は困難と判断する。
なので対策として侵入経路の封鎖へと行動を移すのであった。
侵入経路その①自動ドア
店舗の入り口はお客様が入る場合はセンサーで感知して自動で開くというものだ。
ここが怪しいと睨んだ。
お客様に反応して自動開閉し一定時間ドアが開いているので、虫達からしたら夜の暗闇から眩しいくらいの明かりの下に移動し放題の時間が生まれるのだ。
しかし、開閉時間を短くする事は出来ないので諦める。
悪足掻きで自動ドアの上にホームセンターで購入した虫除けグッズをぶら下げてみるも効果無しであった。
自動ドア対策を諦めかけていたその時、アインは自動ドアの周囲に目がいく。
「隙間の虫防止の毛が生えてるやつ、短くない?」(語彙力)
良く見るとドアとドアの隙間を産毛の様なもので埋めるフサフサした「モヘア」(と言うらしい)の毛が短い気がする。
ドアが閉まって、モヘアが向かい合っている状態でも羽虫1、2匹分くらいのスペースが発生している。
こんなところで空間の魔術師なんて要らないよ!
劇的ビフォーアフターのやっちまったパターンである。
これには直ぐホームセンターで「モヘア」を購入し、隙間の侵入経路を二重三重で塞ぐ事で、羽虫の侵入確率の大幅削減に成功したのであった。
侵入経路その②裏口の吸気口
コインランドリー店舗の乾燥機はガスを燃焼させて熱風を発生させて洗濯物を乾燥させる。
その為に、常に外気から酸素を吸入していなければならないのだ。
そんな事情も知らなかった私は第二の容疑者を発見する。
スタッフルームに裏口から入るドアだ。
このドアはどういう訳かガンダムの胸の排気口の様な構造をしていて、空気の流れは抜群だが、虫の侵入も抜群だったのだ。
しかも吸気口を兼ねていた為、ドアの外側から凄い勢いで空気を吸い込んでいる。
羽虫達も自ら侵入するというよりは、ドア周辺を飛んでいたらブラックホールに吸い込まれる様に店内に吸い込まれる事間違い無しの黒中の黒であった。
早速、工事を担当した工務店の担当者に電話する。
アイン「もしもし、裏口のドアの吸気口に虫対策でネット貼っても大丈夫ですか?」
工務店「ネットとか貼ったら、吸気が充分に出来なくなりますよ。乾燥機が不完全燃焼を起こしてトラブるので止めてください。」
との返答だった。
裏口ドアの容疑者は超法規的措置によって、冤罪となったのであった。
こちらも悪足掻きで虫除けグッズをドアの入口にぶら下げるが、効果は不明。
作業テーブルの相性が最悪だった話
羽虫の侵入対策は上記の2点をメインにしていたのだが、やはり完全に対策は難しかった。
そして何故か羽虫はテーブルの上で息絶える。
お客さんがせっかく洗濯してフワフワにした衣類を綺麗に畳む作業テーブルなのだが、羽虫の絨毯状態では洗濯する前より酷いことになるのは明白だった。
原因を突き止めようと店内を見回していると、違和感に気付く。
「なんかテーブルだけ異様にテカテカしてない?」
そうなのだ。
コインランドリーの作業台のテーブルに選んだものはイケアのビジネス用の白の光沢があるタイプだったのだ。
キラキラしてた方がお洒落な感じするよね。という発想で買ってしまったのだが
これがマズかった。
必要以上に羽虫達に魅力的に見えたみたいで、彼らはこのキラキラしたテーブルでキラキラした生涯に幕を降ろすことを選んだのである(多分)。
流石にテーブルで死なれるよりは床で死んでくれ!ということで
テーブルのテカテカを抑える為に、ホームセンターで光沢の無いテーブルクロスを購入。
おまけに抗菌仕様のやつを購入したので、結構出費が痛かった。
こうして、テーブルに羽虫の絨毯が発生することは無くなった訳だが、羽虫の侵入をゼロにすることは叶わず、日々掃除のパートの方に清掃をお願いしている現状である。
羽虫大量発生から一年後・・・
初年度の夏は羽虫との闘いが激化したので、2年目の更なる激闘を予感していた。
しかし、肩すかしを食らったかの様に1年目の様な羽虫の絨毯爆撃は発生しなかったのである。
色々対策をしたのだが、一番変わった環境は
蜘蛛が増えてた!
ことだろう。開店したばかりの春はそんなに蜘蛛の巣も多くなかったのだが、2年目になると蜘蛛の巣も増えていた。
その蜘蛛の巣には1年目に頭を悩まされた羽虫達が大量に捕まっていたのだ。
これが共生関係ってやつかな?
なにはともあれ、蜘蛛君達の活躍により、羽虫は大量発生までにはならず、普通の気になるレベルで店舗内に侵入してくるのであった。
蜘蛛も完全放置をしてしまうとどんどん自分の蜘蛛の巣を拡大していくので、一定のところまでは生温かい目で見守っているが、駆除する時は駆除するスタイルである。
そんな虫達と過ごしているコインランドリー大家なのであった。
完
まとめ
長くなりましたが、まとめると
虫が苦手な人はコインランドリー経営はオススメしません。
ということですね。
侵入経路 番外編
羽虫大量発生事件の直後は様々な要因を予測していました。
少し心が荒んでいたこともあって
「競合店が嫌がらせで虫を入れてるんじゃないのか?」
と疑心暗鬼になった事もあります。
なので遠隔の監視カメラで自動ドア付近をずっと見ていたんですが
誰もいないのに勝手に自動ドアが開きました!
ゆ、幽霊!?
等と夜中に絶妙に画質の悪い遠隔の映像を見ていた私はビビってしまいました。
後で調べると自動ドアのセンサーの誤作動でたまにあるらしいです。
こういう事の積み重ねでも虫の侵入を許しているとなると、羽虫との闘争に終わりは無さそうですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
このブログでは、ネットでもあまり見かけない詳細なコインランドリー投資の失敗談を私の経験から独断と偏見でお伝えしていきます。
私のコインランドリー経営は赤字ですが、コインランドリー経営の全てが悪いという訳ではありません。
中には、綿密に事業計画を立てて、利益をちゃんと上げている企業や経営者は沢山います。
このブログは「コインランドリー投資を私と同じ様な内容で失敗する人を減らしたい」という想いで情報発信していきますので
この情報が役に立ったと感じていただけたら、是非拡散をお願い致します。
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